今回は、2025年5月16日に千代田区の連合会館で開催された、「YORISOU社労士法人から学ぶ勉強会」~社会とのつながりが人を元気にしてくれる 私たちの3つの挑戦~に登壇した際の様子をご紹介いたします。
障害年金金業務研修会様主催ということで、会場とオンラインを合わせて多くの社労士の先生方にお集まりいただきました。
この勉強会では、「障害年金」「福祉サービス」「当事者の声」の3つを軸にお話しさせていただき、まず、秋元が「障害福祉サービスの活用と"沈黙"」~制度を超えて"その人"と共にいる~をお話ししました。
はじめに、障害とはなにか?で定義を明確にしたうえで、障害のある方がぶつかる壁や平等と公正のちがいについて語り、障害者総合支援法によって実際にどのような福祉サービスが存在するのかをご紹介しました。
そして最後に、当事者とどう関わっていくのか、制度を説明するだけではなく「一緒に考えていく」姿勢が大切であることをお伝えし、当事者が抱える沈黙にはいったいどのようなものがあるのかを一緒に考え、感じあう時間を持ちました。
続いて、松山が障害年金を軸にお話しし、制度の基本から始まり、目の前の人の困りごととどう向き合うかをお伝えしました。
「障害年金申請にあたって、当事者の困りごとがテーブルに広がることができます。すると、本人や周囲の理解が深まることがあり、それを一番よく実現できるのはヒアリングを行う社労士なのです。」と、社労士が持つ潜在的な可能性を発信しました。
秋元も松山も制度の紹介にとどまらず、最終的には「人と人のつながり」がテーマの、ふたりの想いが詰まった講演となりました。
三番目に、私、笹川が当事者として働くことや自身と障害年金のエピソードをお話ししました。働く事でできたつながりや、そこに行きつくまでさまざまな福祉サービスの支援や障害年金があったことによって今の自分があることをお伝えしました。
しかし、そういったさまざまな福祉の情報を私は断片的に拾い集めてきましたが、就労移行やYORISOUと出会って、はじめて「包括的な支援」を目の当たりにし、さらにその先にある「当事者と向き合い、目の前の人の背景も知ろうとする姿勢の支援」に驚いたというお話しを発信しました。
そして最後に質疑応答があり、さまざまな疑問が寄せられました。これから障害年金業務を始めようとされている社労士の方、もう始められている方、多くの社労士の方々によって必要な情報や支援が一人でも多くの当事者に届くことを祈っています。
勉強会にお集まりいただいた皆様、どうもありがとうございました。
▲5月16日は笹川の誕生日で、会場のみなさまからサプライズでお花をいただきました。とても嬉しく、思い出に残る誕生日となりました。みなさま、本当にありがとうございました!